プロジェクトの進捗状況
 

主な疾患 患者数 検体数
糖尿病 8,346 105,592
心臓病 6,877 45,064
腎臓病 7,427 62,183
IgA腎症 159 3,142
糖尿病性腎症 1,864 19,608
認知症 1,457 7,060
5,591 21,238
脳梗塞 2,437 18,318
肝硬変 224 1,044
総数 15,455 149,045





バイオマーカー探索  
 当センターで研究開発しているバイオマーカー候補のうち、検証し、その効果を確定した候補分子もいくつかあります。

バイオマーカー候補 検証中 確定
腎障害 98 4
糖尿病障害 ? ?




尿のバンキング  
 2018年4月より、信楽園病院を受診された患者さんのご協力と信楽園病院の倫理委員会の承認を得て、臨床検査後不要になった尿検体をいただき、生体液バイオマーカーセンター(BBC)に保存することを開始しました。毎日平均約100検体の尿が収集されており、これまでの尿検体数は下記の数に達しています。
 2019年4月から、上記の検体のなかから、合併症のない、糖尿病患者さん約20〜50名の尿からタンパク質、ペプチドを抽出し、下記のように、定量質量分析するプロテオミクス、ペプチドミクスをスタートさせます。その進捗は、順次、ここでお知らせいたします。

1. プロテオミクスの進捗
1)はじめに、それらの解析結果を健常者の解析結果を比較して、糖尿病患者の尿中で増減するタンパク質を探索します。それにより、糖尿病の尿バイオマーカー候補タンパク質を探索します。また、合併症のない糖尿病患者の網羅的尿タンパク質のデーターベースを構築します。
2)次に、合併症のある糖尿病患者さん約20?50名の尿を解析し、糖尿病の合併症の病バイオマーカー候補タンパク質を探索します。
3)これらの尿バイオマーカー候補タンパク質を抗体をもちいた多検体尿中の定量解析、それらのタンパク質の由来細胞の免疫組織学的解析を行い、バイオマーカーの検証を行います。

2. ペプチドミクスの進捗
1)はじめに、尿の定量ペプチドミクス法を確定させ、健常者の網羅的尿ペプチドのデータベースを構築します。
2)次に、合併症のない糖尿病患者さん約20〜50名の尿定量ペプチドミクスを行い、その解析結果を健常者の解析結果を比較して、糖尿病患者の尿中で増減するペプチドを探索します。それにより、糖尿病の尿バイオマーカー候補ペプチドを探索します。また、合併症のない糖尿病患者尿の網羅的ペプチドのデーターベースを構築します。
3)これらの尿バイオマーカー候補ペプチドを抗体をもちいた多検体尿中の定量解析、それらのペプチドの由来細胞の免疫組織学的解析を行い、バイオマーカーの検証を行います。

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2024     新潟大学     Biofluid Biomarker Center,
生体液バイオマーカーセンター     Niigata University